オレとAV監督業 「ちゆAV編」 ※お蔵出し特別付録付き
個人的にちょっとびっくりしたんだが、このアダルト向けブログを公開したら複数の人間から 「AV監督やってたってホント?どんなの撮ってたの?」 と聞かれてしまった。
え?
おいおい、オレってそもそもAVメーカーの社員って肩書きで個人サイト界隈に潜り込んで来たんだけれども……。まさか今となっては誰も覚えてない過去の話なの?あれ、マジで?
ええと、こりゃちょっと説明しといた方がいいのか?なんかすげ〜不安を感じているオレがいるんだけれども。
逆に聞きたいけど、オレを一体なんの人だと思ってたんだよ?
あのね、確か2001年くらいの話なんだけどね、当時侍魂とかちゆ12歳が大人気で、1日20万ヒットくらいしてる時代だったのよ。
それでオレも元々ゲームネタのテキストサイト(FGHとか) なんかを読んでてそれなりに色々なサイトを知ってたから、個人サイトで何か面白いビジネスが出来ないもんかと思ってね。それこそ今でこそ腐れ縁のopi兄さん達が、若かりし頃に100人オフを企画して成功させたりしてたし、何か上手いネタが見つかれば勝算は充分にあるだろうと思って色々と個人サイトを使った企画を考えるようになったの。
で、ひとりで考えてても中々勝てる算段が立たなかったんで、ブレーンを渇望するようになり、ダメ元で一流HPのゴトウさんに連絡してみたの。エロネタといえばゴトウさんだろうという酷いイメージを根拠に。そしたら何の面識もないというのにその日の内にゴトウさんが当時勤めてたAVメーカーまで話をしに来てくれて、意外とノリノリであれこれアイデアを出してくれて、おまけに 「こういう話題ならゆっきーを誘ってみたらどうですか?」 と、かまくらの雪男君を紹介してくれてね。
そうこうしている内に同じくダメ元でメールを投げていた兄貴(サポセンの兄貴じゃない方)からも 「ひとりでその修羅の道に踏み込むのは御免ですが、春九堂とセットなら参加します」 という微妙な距離感がたまらないお返事があって、一気にわんさかアイデアをくれる得がたい人材が揃っていったと。
言い方を変えると、みんな兄貴と同じように同行者が欲しかったと。テキストサイトをやってただけなのになんでAVの企画を立ち上げなきゃいけないんだよと。ネタとして面白いは面白いけど自分の名前だけ汚れるのは勘弁してくれよと。恐らくはそういうことだったんだろう。
このヘタレどもめ。
<テキストサイトAV企画 初期メンバー(敬称略順不同)>
・ゴトウ
・ゆっきー
・兄貴
・春九堂
・みずは
・ワタナベ
・覇者りん
※このメンバーの中に、後にテキストサイトAV企画の最大の被害者となるちゆちゃんも健君もいないのがポイント。
で、そんな流れで集まってくれたメンバーで一度打ち合わせしようという話になって、なぜか新宿のパセラに立て篭もり、ああでもないこうでもないとAV化できそうなエロネタを出し合って、その結果 「やっぱりちゆ12歳のAVがベストだろう」 という結論に。
そして 「せっかくちゆ12歳ネタでAVを撮るなら、ロリ系の女優にちゆコスをさせましょう。さやぴー使いましょうさやぴー。」 と堤さやかファンのゆっきーが暴れ出し、彼の一存で半ば強引に女優が当時大人気でギャラがえらい高かった堤さやかに決定。この時点で予算がかつかつになってしまうという事態に。
続いて誰からか 「相手役の男優をアフロ+グラサン+ふんどし姿にして、名前を健にしましょうよ」 というあまりに不穏なアイデアが。(兄貴が持って来た健主役のホモAVのネタがモチーフになったのか、それともオレが初期に書いた仮案の中にすでにあったのか、正直よく覚えてない)
このとき不思議だったのが、参加者の誰もが 「こういう話はちゆ12歳にとって迷惑なんじゃないかなあ」 なんて気を遣ってたのに、ただのひとりも 「健さんが可哀想だ」 とは言わなかったこと。
皆が口を揃えて 「健ならいいよ」 で終わらせてたのが胸に残っている。(結果的に健@侍魂本人からも 「自分は悪ノリOKですから!」 と無駄にポジティブな返事をいただいたんだが、彼は後に本当に酷い目に遭う)
皆よほど当時の侍魂ブームが気に入らなかったんだろう。
で、侍魂の方はOKもらった!後はちゆ12歳がうんと言うかだ!という段階になって、意外な人物が間に入ってくる事になった。
それが誰かと言うと、当時ちゆ12歳が提携していたIT系企業スキップアップの役員だった吉野健太郎氏。彼がスキップアップとちゆ12歳とオレの間に入って話をまとめてくれて、無事にちゆAVの制作をスタートさせることができた。
吉野君とは色々あって今でこそ疎遠になってしまったが、あの頃の吉野健太郎ってのは本当にキレ者で、色々な知識や知恵を盗ませてもらったのよ。だからこそ彼には薬と酒でボロボロになった身体と頭を治して復活して欲しいんだけれども……。
でまあこうして本格的に動き出したテキストサイトAVことちゆAVは、まだまだネットビジネスが定着していなかった時代(むしろネットでビジネス=悪と看做されてた) にもかかわらず、発売してみたらネット通販の直販分だけで1,500本以上も売れてしまったと。
これがオレのAV監督デビュー作にして、売り上げ金額で言ったら未だに最高のヒット作かもしれないちゆAVの誕生秘話である。(全然隠してないから秘話でも何でもないんだが)
それにしてもやっぱ直販だけで、しかも販売ページが一箇所しかなかったのに1,500本以上って凄いよなあ。確か定価が3,500円だか3,800円だかで、一切値引きしなかったのにそれだけ売れたんだもんなあ。
しかも今でこそこのDTIブログもそうだけど、アフィリエイトで稼ぐのが普通になってて、色々な企業がアフィのシステムを提供してるじゃん?でも当時はネットで物を売るのなんて不可能だとか、個人サイトがビジネスするなんて許せない!なんて言われるような時代でさ。正直言ってこのちゆAV企画に参加してくれたメンバーは随分とリスクを背負ってくれてたんだよ。(主に悪評とか)
そんな皆様のアイデアを結集した結果、今でこそ普通になったネットのビジネスモデルを誰よりも先駆けて "手作りで" 実行し、なおかつ大成功させたという前例を作れたんだな。
いやー、オレの黄金時代はあの頃だな。(←過去に勝てない典型的な負け犬)
最後の最後で哀しいオチがついてしまったようなので、この辺で未公開画像なども含めたちゆAV資料のお蔵出しなぞしてお茶を濁してみようかと。
■参考リンク
・ちゆAV現場レビュー(覇者りん)
・ちゆAVレビュー(BSO)
■特別付録 ちゆAV関連画像(未公開分アリ)および動画

ちゆAVのパッケージデザインは、実は一流HPのゴトウさんが手掛けてくれた。(名付けて一流パッケージ)
上の画像がそれなんだけれども、実はこの決定稿以外にもいくつかパターンがあったのである。

ボツ案1
表1のさやぴーのパックの柄がべったりしてしまっているので、これをもっと細かいモザイク柄にしてみてはどうか?ということに。

ボツ案2
こちらは全身を入れたパターン。結局表1で使うにはバストアップの方がいいだろうという結論になってボツになった。

ボツ案3
実はオレはパッと見てこれが一番いいと思ったんだが、AVのパッケージとしてはあまりにキレイ過ぎて押しが弱いのではないか?という声が挙がってボツに。

DVDの盤面にはこのようなデザインが。
中央にドンと書かれている "NeGet"(ネゲット) というのは 「テキストサイトAVをシリーズ化するなら、レーベル名を考えるべきじゃね?」 と、春九堂が付けてくれたミラクルな名称である。結局オレが会社を辞めてしまったのでNeGetレーベルはこれ1作で終わってしまったんだが、今でも実に素晴らしいレーベル名だと思う。(こういう言葉遊びの時だけ俄然やる気を出すよなあの男は)

ちゆAVのチャプター画面。

オレ自身が 「ちゆAVの9割が詰まっている!」 と思っているチャプター1がコレ。ひとり暮らしで寂しい想いをしている健さんの前に、電子の妖精のちゆちゃんが登場するシーン。さやぴーの殺人的な可愛さが異常。
そして兄貴や春九堂がガチで驚いたほどそっくりな "健さん" にも注目。(オレが必死に男優面接を繰り返して男優の神崎氏を探し出したんだ!)

我ながらこのチャプターになると内容的にどうでもよくなってくる。健さんがちゆちゃんにイタズラを始めちゃうというアレな内容なんだが、激しくどうでもいい。(おいおい)

続いてイタズラが加速してちゆちゃんがハメられちゃいましたというチャプターなんだが、さらにどうでもいい。(監督自身がコレをAVだと思っていないという)

ちゆちゃんとハメて(?) 健さんが元気を取り戻してめでたしめでたし。ぶっちゃけチャプター1とこれを見ればちゆAVのすべてを見たも同然である。
「蘇れ!僕らの侍魂!!」
このチャプタータイトルを、先頃ご結婚なされた健さんに捧げます。AV出演疑惑に負けず、どうかお幸せに。

ちゆAVの撮影時に最も後悔するハメになったのがこのシーン。撮影に使う衣装を用意している時に、他のスタッフに 「ブルマある?」 と確認して 「あるよ」 と言われていたんだが、当日スタジオで見てみたら黄色のしかなかった……。
お前ブルマ言うたら黒か紺やろが!!
とサダオちゃん火病りまくりだった事を皆様にお伝えしておきます。マジありえない。せめてこのシーンだけ撮り直したい。

どうしてもちゆコスのスク水版をやってもらいたかったので、無理矢理に追加したお風呂場のシーン。

一時期ちゆポータルのトップ絵にあったゴス風の衣装を着たちゆちゃんを再現してみた。
途中にあえて名前は隠すが某海腹川背さんのアイデアが盛り込まれているのはナイショ。(まったく隠してないのもナイショ)

最初は入れるかどうか悩んだんだけれども、あまりにさやぴーが可愛かったからNG集も作ってみた。さやぴーで萌えたいならこれオススメ。

と、ここまで書いてて今さら思ったんだが、このチャプター画面って最初にネット通販だけで売ったバージョンじゃなくて、後にソフ倫審査受けてTMAから出したバージョンじゃないか?(今言うなよオレ)
確か最初のネット通販分には、あえてVHSでメイキングを付けたはずなんだが。(当時はまだVHSからDVDへ移行する最後の転換期だった)
ああ、実はオレの手元にもちゆAVなくて確認できねえw
■雑誌掲載
最初はネット上でだけ告知して売っていたちゆAVなんだけれども、後追いでちゆ12歳が連載を持っていた雑誌や新聞を中心に記事掲載してもらっていた。

松文館のキカスマ。これは締め切りまで間がなかったため記事が書けず、広告という形で掲載してもらった。
ネット通販分のみ一流HP管理人ゴトウ氏デザイン「一流パッケージ」仕様
可哀想に、ボランティアでパッケージデザインをしてくれただけのゴトウさんが酷い目に遭っている。こんな所で無許可で名前を晒されるなんて。(犯人はオレなんだけれども)

キカスマと同じく、当時ちゆ12歳がコラムを連載していたペントハウスにも記事が。

これは確か三代目葵マリーがねじ込んでくれた東スポの記事。実はちゆAVは密かに東スポデビューも果たしていたのである。


当然のごとくネトランにも取り上げてもらった。
当時ちゆ12歳がちょっとゴタゴタしていて、ちゆAVくらいしか明るい(?)話題がなかったためこのような内容に。(電子の妖精がAVデビューって、明るいと言うかシュールすぎるよな)
■その他

ちゆコスしてくれるレイヤーを集め、冬コミを練り歩いた時の写真。ちなみにコスをしてくれたレイヤーのひとりは昔のテキサイ界隈で "一般にも通用する数少ない美人" として有名だった処女ネタの人だったりするんだが、彼女は今も元気にしてるだろうか?
で、最後にひとつ動画をご紹介したいんだが、まずはそれに至るまでの経緯をなるべく忠実に再現してみよう。
―家元さ、当日撮影現場には来れないの?
春九堂「あー無理なんだスマン。それでおはらん、ひとつだけ頼みたいことがあるんだが。」
―ほう、なんじゃらほい?
春九堂「俺がデザインした新作のじーらぼTシャツをおはらんに送る。」
―ふむ。
春九堂「それをな、もし可能なら堤さやかさんに……。いや、でも現場忙しいよな!ああ、いや、無理ならいいんだ!でも、でもさ、もしも可能だったらっ……、ダメ!アタシの口からはこれ以上言えない!」
―ふ、水臭いぜ家元!
で、出来上がったのがこの動画。
これを家元に送ってあげた時の彼の喜びようと言ったら。(確か家元のイベントかなんかで公開した記憶が)
いや〜、ほんとさやぴーは何を着せても可愛かったなあ。ちゆコスだけじゃなく、撮影後にじーらぼのデカTを着てるさやぴーですら失神しそうな可愛さなんだもんなあ。
またこういう子と面白い仕事をしてみたいもんだ。
というわけで、あまりにも懐かしいちゆAV。仕事用フォルダの中に眠ってたデータをアレコレ引っ張り出してみましたが、お楽しみいただけましたでしょうか?
次回はちゆAV以降に撮ったAVについてダラダラ語ってみようかと。(アメブロでは規約のせいでこれが出来なかったんだよねえ)
え?
おいおい、オレってそもそもAVメーカーの社員って肩書きで個人サイト界隈に潜り込んで来たんだけれども……。まさか今となっては誰も覚えてない過去の話なの?あれ、マジで?
ええと、こりゃちょっと説明しといた方がいいのか?なんかすげ〜不安を感じているオレがいるんだけれども。
逆に聞きたいけど、オレを一体なんの人だと思ってたんだよ?
あのね、確か2001年くらいの話なんだけどね、当時侍魂とかちゆ12歳が大人気で、1日20万ヒットくらいしてる時代だったのよ。
それでオレも元々ゲームネタのテキストサイト(FGHとか) なんかを読んでてそれなりに色々なサイトを知ってたから、個人サイトで何か面白いビジネスが出来ないもんかと思ってね。それこそ今でこそ腐れ縁のopi兄さん達が、若かりし頃に100人オフを企画して成功させたりしてたし、何か上手いネタが見つかれば勝算は充分にあるだろうと思って色々と個人サイトを使った企画を考えるようになったの。
で、ひとりで考えてても中々勝てる算段が立たなかったんで、ブレーンを渇望するようになり、ダメ元で一流HPのゴトウさんに連絡してみたの。エロネタといえばゴトウさんだろうという酷いイメージを根拠に。そしたら何の面識もないというのにその日の内にゴトウさんが当時勤めてたAVメーカーまで話をしに来てくれて、意外とノリノリであれこれアイデアを出してくれて、おまけに 「こういう話題ならゆっきーを誘ってみたらどうですか?」 と、かまくらの雪男君を紹介してくれてね。
そうこうしている内に同じくダメ元でメールを投げていた兄貴(サポセンの兄貴じゃない方)からも 「ひとりでその修羅の道に踏み込むのは御免ですが、春九堂とセットなら参加します」 という微妙な距離感がたまらないお返事があって、一気にわんさかアイデアをくれる得がたい人材が揃っていったと。
言い方を変えると、みんな兄貴と同じように同行者が欲しかったと。テキストサイトをやってただけなのになんでAVの企画を立ち上げなきゃいけないんだよと。ネタとして面白いは面白いけど自分の名前だけ汚れるのは勘弁してくれよと。恐らくはそういうことだったんだろう。
このヘタレどもめ。
<テキストサイトAV企画 初期メンバー(敬称略順不同)>
・ゴトウ
・ゆっきー
・兄貴
・春九堂
・みずは
・ワタナベ
・覇者りん
※このメンバーの中に、後にテキストサイトAV企画の最大の被害者となるちゆちゃんも健君もいないのがポイント。
で、そんな流れで集まってくれたメンバーで一度打ち合わせしようという話になって、なぜか新宿のパセラに立て篭もり、ああでもないこうでもないとAV化できそうなエロネタを出し合って、その結果 「やっぱりちゆ12歳のAVがベストだろう」 という結論に。
そして 「せっかくちゆ12歳ネタでAVを撮るなら、ロリ系の女優にちゆコスをさせましょう。さやぴー使いましょうさやぴー。」 と堤さやかファンのゆっきーが暴れ出し、彼の一存で半ば強引に女優が当時大人気でギャラがえらい高かった堤さやかに決定。この時点で予算がかつかつになってしまうという事態に。
続いて誰からか 「相手役の男優をアフロ+グラサン+ふんどし姿にして、名前を健にしましょうよ」 というあまりに不穏なアイデアが。(兄貴が持って来た健主役のホモAVのネタがモチーフになったのか、それともオレが初期に書いた仮案の中にすでにあったのか、正直よく覚えてない)
このとき不思議だったのが、参加者の誰もが 「こういう話はちゆ12歳にとって迷惑なんじゃないかなあ」 なんて気を遣ってたのに、ただのひとりも 「健さんが可哀想だ」 とは言わなかったこと。
皆が口を揃えて 「健ならいいよ」 で終わらせてたのが胸に残っている。(結果的に健@侍魂本人からも 「自分は悪ノリOKですから!」 と無駄にポジティブな返事をいただいたんだが、彼は後に本当に酷い目に遭う)
皆よほど当時の侍魂ブームが気に入らなかったんだろう。
で、侍魂の方はOKもらった!後はちゆ12歳がうんと言うかだ!という段階になって、意外な人物が間に入ってくる事になった。
それが誰かと言うと、当時ちゆ12歳が提携していたIT系企業スキップアップの役員だった吉野健太郎氏。彼がスキップアップとちゆ12歳とオレの間に入って話をまとめてくれて、無事にちゆAVの制作をスタートさせることができた。
吉野君とは色々あって今でこそ疎遠になってしまったが、あの頃の吉野健太郎ってのは本当にキレ者で、色々な知識や知恵を盗ませてもらったのよ。だからこそ彼には薬と酒でボロボロになった身体と頭を治して復活して欲しいんだけれども……。
でまあこうして本格的に動き出したテキストサイトAVことちゆAVは、まだまだネットビジネスが定着していなかった時代(むしろネットでビジネス=悪と看做されてた) にもかかわらず、発売してみたらネット通販の直販分だけで1,500本以上も売れてしまったと。
これがオレのAV監督デビュー作にして、売り上げ金額で言ったら未だに最高のヒット作かもしれないちゆAVの誕生秘話である。(全然隠してないから秘話でも何でもないんだが)
それにしてもやっぱ直販だけで、しかも販売ページが一箇所しかなかったのに1,500本以上って凄いよなあ。確か定価が3,500円だか3,800円だかで、一切値引きしなかったのにそれだけ売れたんだもんなあ。
しかも今でこそこのDTIブログもそうだけど、アフィリエイトで稼ぐのが普通になってて、色々な企業がアフィのシステムを提供してるじゃん?でも当時はネットで物を売るのなんて不可能だとか、個人サイトがビジネスするなんて許せない!なんて言われるような時代でさ。正直言ってこのちゆAV企画に参加してくれたメンバーは随分とリスクを背負ってくれてたんだよ。(主に悪評とか)
そんな皆様のアイデアを結集した結果、今でこそ普通になったネットのビジネスモデルを誰よりも先駆けて "手作りで" 実行し、なおかつ大成功させたという前例を作れたんだな。
いやー、オレの黄金時代はあの頃だな。(←過去に勝てない典型的な負け犬)
最後の最後で哀しいオチがついてしまったようなので、この辺で未公開画像なども含めたちゆAV資料のお蔵出しなぞしてお茶を濁してみようかと。
■参考リンク
・ちゆAV現場レビュー(覇者りん)
・ちゆAVレビュー(BSO)
■特別付録 ちゆAV関連画像(未公開分アリ)および動画

ちゆAVのパッケージデザインは、実は一流HPのゴトウさんが手掛けてくれた。(名付けて一流パッケージ)
上の画像がそれなんだけれども、実はこの決定稿以外にもいくつかパターンがあったのである。

ボツ案1
表1のさやぴーのパックの柄がべったりしてしまっているので、これをもっと細かいモザイク柄にしてみてはどうか?ということに。

ボツ案2
こちらは全身を入れたパターン。結局表1で使うにはバストアップの方がいいだろうという結論になってボツになった。

ボツ案3
実はオレはパッと見てこれが一番いいと思ったんだが、AVのパッケージとしてはあまりにキレイ過ぎて押しが弱いのではないか?という声が挙がってボツに。

DVDの盤面にはこのようなデザインが。
中央にドンと書かれている "NeGet"(ネゲット) というのは 「テキストサイトAVをシリーズ化するなら、レーベル名を考えるべきじゃね?」 と、春九堂が付けてくれたミラクルな名称である。結局オレが会社を辞めてしまったのでNeGetレーベルはこれ1作で終わってしまったんだが、今でも実に素晴らしいレーベル名だと思う。(こういう言葉遊びの時だけ俄然やる気を出すよなあの男は)

ちゆAVのチャプター画面。

オレ自身が 「ちゆAVの9割が詰まっている!」 と思っているチャプター1がコレ。ひとり暮らしで寂しい想いをしている健さんの前に、電子の妖精のちゆちゃんが登場するシーン。さやぴーの殺人的な可愛さが異常。
そして兄貴や春九堂がガチで驚いたほどそっくりな "健さん" にも注目。(オレが必死に男優面接を繰り返して男優の神崎氏を探し出したんだ!)

我ながらこのチャプターになると内容的にどうでもよくなってくる。健さんがちゆちゃんにイタズラを始めちゃうというアレな内容なんだが、激しくどうでもいい。(おいおい)

続いてイタズラが加速してちゆちゃんがハメられちゃいましたというチャプターなんだが、さらにどうでもいい。(監督自身がコレをAVだと思っていないという)

ちゆちゃんとハメて(?) 健さんが元気を取り戻してめでたしめでたし。ぶっちゃけチャプター1とこれを見ればちゆAVのすべてを見たも同然である。
「蘇れ!僕らの侍魂!!」
このチャプタータイトルを、先頃ご結婚なされた健さんに捧げます。AV出演疑惑に負けず、どうかお幸せに。

ちゆAVの撮影時に最も後悔するハメになったのがこのシーン。撮影に使う衣装を用意している時に、他のスタッフに 「ブルマある?」 と確認して 「あるよ」 と言われていたんだが、当日スタジオで見てみたら黄色のしかなかった……。
お前ブルマ言うたら黒か紺やろが!!
とサダオちゃん火病りまくりだった事を皆様にお伝えしておきます。マジありえない。せめてこのシーンだけ撮り直したい。

どうしてもちゆコスのスク水版をやってもらいたかったので、無理矢理に追加したお風呂場のシーン。

一時期ちゆポータルのトップ絵にあったゴス風の衣装を着たちゆちゃんを再現してみた。
途中にあえて名前は隠すが某海腹川背さんのアイデアが盛り込まれているのはナイショ。(まったく隠してないのもナイショ)

最初は入れるかどうか悩んだんだけれども、あまりにさやぴーが可愛かったからNG集も作ってみた。さやぴーで萌えたいならこれオススメ。

と、ここまで書いてて今さら思ったんだが、このチャプター画面って最初にネット通販だけで売ったバージョンじゃなくて、後にソフ倫審査受けてTMAから出したバージョンじゃないか?(今言うなよオレ)
確か最初のネット通販分には、あえてVHSでメイキングを付けたはずなんだが。(当時はまだVHSからDVDへ移行する最後の転換期だった)
ああ、実はオレの手元にもちゆAVなくて確認できねえw
■雑誌掲載
最初はネット上でだけ告知して売っていたちゆAVなんだけれども、後追いでちゆ12歳が連載を持っていた雑誌や新聞を中心に記事掲載してもらっていた。

松文館のキカスマ。これは締め切りまで間がなかったため記事が書けず、広告という形で掲載してもらった。
ネット通販分のみ一流HP管理人ゴトウ氏デザイン「一流パッケージ」仕様
可哀想に、ボランティアでパッケージデザインをしてくれただけのゴトウさんが酷い目に遭っている。こんな所で無許可で名前を晒されるなんて。(犯人はオレなんだけれども)

キカスマと同じく、当時ちゆ12歳がコラムを連載していたペントハウスにも記事が。

これは確か三代目葵マリーがねじ込んでくれた東スポの記事。実はちゆAVは密かに東スポデビューも果たしていたのである。


当然のごとくネトランにも取り上げてもらった。
当時ちゆ12歳がちょっとゴタゴタしていて、ちゆAVくらいしか明るい(?)話題がなかったためこのような内容に。(電子の妖精がAVデビューって、明るいと言うかシュールすぎるよな)
■その他

ちゆコスしてくれるレイヤーを集め、冬コミを練り歩いた時の写真。ちなみにコスをしてくれたレイヤーのひとりは昔のテキサイ界隈で "一般にも通用する数少ない美人" として有名だった
で、最後にひとつ動画をご紹介したいんだが、まずはそれに至るまでの経緯をなるべく忠実に再現してみよう。
―家元さ、当日撮影現場には来れないの?
春九堂「あー無理なんだスマン。それでおはらん、ひとつだけ頼みたいことがあるんだが。」
―ほう、なんじゃらほい?
春九堂「俺がデザインした新作のじーらぼTシャツをおはらんに送る。」
―ふむ。
春九堂「それをな、もし可能なら堤さやかさんに……。いや、でも現場忙しいよな!ああ、いや、無理ならいいんだ!でも、でもさ、もしも可能だったらっ……、ダメ!アタシの口からはこれ以上言えない!」
―ふ、水臭いぜ家元!
で、出来上がったのがこの動画。
これを家元に送ってあげた時の彼の喜びようと言ったら。(確か家元のイベントかなんかで公開した記憶が)
いや〜、ほんとさやぴーは何を着せても可愛かったなあ。ちゆコスだけじゃなく、撮影後にじーらぼのデカTを着てるさやぴーですら失神しそうな可愛さなんだもんなあ。
またこういう子と面白い仕事をしてみたいもんだ。
というわけで、あまりにも懐かしいちゆAV。仕事用フォルダの中に眠ってたデータをアレコレ引っ張り出してみましたが、お楽しみいただけましたでしょうか?
次回はちゆAV以降に撮ったAVについてダラダラ語ってみようかと。(アメブロでは規約のせいでこれが出来なかったんだよねえ)
コメント
そういう流れだったんですね
自分は、探偵ファイルの(元)中の人と言う認識でした。
ポリスジャパンで、初めて荒井さんを知ったような。
ポリスジャパンで、初めて荒井さんを知ったような。
な、名前(笑)
それ隠しておりませんー(笑) しかし懐かしい…
おっとと、地震か?!ゆれた・・・
おっとと、地震か?!ゆれた・・・
うむ。堤さやかに似てますね、ちゆさんは知らんのですけど。
そう言えば
「α汁」を知ったのが、テキサイ経由だったなあ
懐かしい話だなあ
懐かしい話だなあ
当時、ヒットしてんのにヌケないAVという新ジャンルの金字塔を打ち立てた、 ちゆAVの秘話とチャプター・・・まさかヲチ出来る日が来るとはw
男優の後ろに、さり気なく先行者が飾ってあったのを発見したあの頃、感動して目から汗が流れそうでした‥(遠い目)
男優の後ろに、さり気なく先行者が飾ってあったのを発見したあの頃、感動して目から汗が流れそうでした‥(遠い目)
なんと懐かしい・・・
初めて買ったDVDが「ちゆAV」と「優等生コレクション1」でした。
当時のネット界隈って、どこもかしこも濃ゆくて面白かった記憶が・・・。
当時のネット界隈って、どこもかしこも濃ゆくて面白かった記憶が・・・。
>>通行人Vさん
DTIブログのテンプレデザインの弄り方がぶっちゃけよくわからん!よくわからんから適当に画像をアップして生のままお届けしているんだが、ソースみたらヤバイなこれwww
あー、画像アップして記事中でURL指定すると、デフォルトでbr clear="all"が入っちゃうのか。ああ、それで回り込みとか解除されてんのね。
今コメ書きながら把握した!日々勉強だ!
DTIブログのテンプレデザインの弄り方がぶっちゃけよくわからん!よくわからんから適当に画像をアップして生のままお届けしているんだが、ソースみたらヤバイなこれwww
あー、画像アップして記事中でURL指定すると、デフォルトでbr clear="all"が入っちゃうのか。ああ、それで回り込みとか解除されてんのね。
今コメ書きながら把握した!日々勉強だ!
俺が歳取るわけだ
ちゆAVからもう7年になるのか・・・
おはりゃんの武勇伝(?)を知らない人が増えるのも当然かもしれないですね
#IMGタグの中に「style="float:[left||right];"」て入れてくれると助かるお
おはりゃんの武勇伝(?)を知らない人が増えるのも当然かもしれないですね
#IMGタグの中に「style="float:[left||right];"」て入れてくれると助かるお
懐かしすぎる
なんて懐かしい話を。
あんまり懐かしすぎて目頭が熱くなりました。
ちゆAV、最初の通販で買っただけでは飽きたらず、
ソフ倫審査を受けた方も買いましたよ。ええ。
そういえば、メイキングのみ○はさんには衝撃を受けた覚えが。
あんまり懐かしすぎて目頭が熱くなりました。
ちゆAV、最初の通販で買っただけでは飽きたらず、
ソフ倫審査を受けた方も買いましたよ。ええ。
そういえば、メイキングのみ○はさんには衝撃を受けた覚えが。
そうそう、ちゆ12歳と侍魂、斬鉄剣とか連邦とか、ろじぱらさんが
唯一まだ毎日更新中か?